在庫管理というと倉庫や工場のイメージが浮かびやすいかもしれませんが、冷蔵庫の中身管理など身近なところでも在庫管理をしています。
冷蔵庫に食べ物や飲み物が保管されているからこそ、毎日買い物に行かなくても済みますが、冷蔵庫の中身を見て食品や飲み物が減ってきたら、補充する為に買い物に行くことになります。
また、冷蔵庫の中で賞味期限の近づいてきたものを優先的に使用したり、万が一期限を過ぎてしまったものは廃棄することもあるでしょう。
このように、冷蔵庫の中身の管理は正に在庫管理そのものです。
しかし、冷蔵庫の在庫管理も上手に行わないと、必要な物が無かったり、フードロスが増えたりなど色々な問題も起こってしまいます。
冷蔵庫の中身の在庫管理や賞味期限管理をする上での問題点やコツなどを確認していきましょう。
冷蔵庫の中身管理・在庫管理の問題点
冷蔵庫の中身管理は、意識していなくてもなんとなくしているものではないでしょうか。
冷蔵庫の中身管理や冷蔵庫の在庫管理を難しくする問題点があります。
冷蔵庫の中身管理・在庫管理の問題点を確認していきましょう。
目が届きにくい
冷蔵庫は庫内の温度を保つために、常に密閉されています。
また、中を見たい場合でも長時間開けっ放しにすることもできません。
このように普段から常に在庫状況が見えているわけではありません。
そのため目が届きにくく、冷蔵庫の中身や在庫管理をするのが難しいのです。
在庫を把握しきれない
冷蔵庫に食品や飲み物を入れるのは、1人だけとは限りません。
母親が食材を買ってきたり、父親も自分の飲みたいビールなどを買ってきて冷蔵庫に入れるでしょう。
子供も大きければ、自分でアイスやジュースを買ってきて冷蔵庫に保管するかもしれません。
さらに、セール商品など安売りしている場合、いつもより多目にまとめ買いすることもあるかもしれません。
その結果、必要以上に冷蔵庫の中身が多くなると、冷蔵庫の奥に追いやられた食品が賞味期限切れになってしまったり、奥に眠っている食品と同じものを買ってきてしまう可能性もあります。
また、反対に知らない間に消費されているということもあるかもしれませんので、在庫状況を把握することが難しくなります。
消費期限・賞味期限の把握が難しい
冷蔵庫に保管してあるものはほぼ全てが食品や飲み物です。
食品や飲み物には消費期限や賞味期限があり、この期限以内に使う必要があります。
つまり、冷蔵庫の管理には数量の管理だけではなく、期限の管理が必要となります。
各食品の消費期限、賞味期限はそれぞれ異なっているので全てを把握することは大変ですが、この期限の管理がうまくできないとフードロスにつながってしまいます。
冷蔵庫の中身管理や在庫管理に重要な整理整頓のコツ
冷蔵庫の在庫管理をするには、まずは中身が分かりやすいように整理整頓されていることが重要です。
冷蔵庫の中身管理や在庫管理に重要な整理整頓のコツを確認していきましょう。
使い切るルールを決める
期限内にしっかり使い切ればフードロスは防げますし、食品を使い切ってから買ってくるようにすれば、冷蔵庫の奥に古い食品が追いやられてしまうこともありません。
そのためには、新しい食品を買う前に使い切ることが大切です。
- 食材は6日分だけ買い、その週に残ったものは7日目に使い切る
- 月末に冷蔵庫の中身をチェックし長期保存できる食材以外は使い切る
など、あるタイミングで冷蔵庫の中の食材を使い切ってしまうようにしましょう。
このような自分なりの、在庫の使い切りルール、を作っておくといいかもしれません。
買ったら下処理や冷凍して保存する
買った食材をそのまま冷蔵庫に保管するよりも、下処理をしたり冷凍保存することで食材が痛むのを防ぐことができます。
例えば野菜ならば、
- 使いやすい大きさにカットして袋に入れて冷凍保存する
- 茹でた後、保存する
お肉の場合は、
- 1~2日以内に使う予定がなければ、1度に使う量に小分けして冷凍保存する
- カットするときは解凍しやすいように薄く、平らに切る
などのように、特に傷みやすい野菜やお肉などは下処理して冷凍するように工夫してみてください。
しまい方を工夫する
作り置きした料理や下処理して保管している食材は、すぐに欲しいものを取り出せるようにしておくことも大切です。
- 透明な容器を使ったり、容器に中身を書いたシールを貼る
- 冷凍庫にしまうときは埋もれてしまわないように、立てて並べる
- 一緒に使うものはまとめる
このように欲しいものがすぐに見つかるように、しまい方も工夫しましょう。
冷蔵庫の中身管理・冷蔵庫の在庫管理方法
フードロスを出さないためにも冷蔵庫の中身管理や在庫管理は重要です。
冷蔵庫の中身管理・冷蔵庫の在庫管理方法を確認していきましょう。
レシートで管理する
買い物をしたときのレシートを利用する方法です。
- 食材などを買った際のレシートを冷蔵庫の扉などに貼っておく
- 使ったものに線などを引いて消していく
といったものになります。
この方法ならば、わざわざ買ってきた商品を書き出したりする手間がかかりません。
一方で、冷凍食品など賞味期限が長い食材を多く買う家庭の場合、冷蔵庫がレシートだらけになってしまいます。
簡単な作業の反面、たくさんのレシートの中から食材を探して線を引く作業が大変になるなど、デメリットもあります。
在庫管理帳をつける
在庫管理専用の「在庫管理帳」を用意し、そこへ記録をつけていく方法です。
- 食材などを買ってきたら在庫管理帳に箇条書きで記載する
- 使ったものは線を引いて消す
この在庫管理帳を持ち歩いていれば、買い物の最中にも冷蔵庫の在庫状況が確認できます。
その一方で、買ってきたものをすぐに在庫管理帳に記載しなければならないので、書き出す手間がかかるというデメリットがあります。
スマホアプリを活用する
冷蔵庫の在庫管理をするためのスマホアプリもたくさん出てきています。
こちらも在庫管理帳と同様、買ってきたら必ずインプットする必要はありますが、アプリならば家族全員で情報共有することができます。
さらには、賞味期限が迫ってきたら通知してくれたり、バーコードを読み取って商品の登録ができるものなど、様々な便利な機能を持ったアプリが登場してきています。
冷蔵庫専用のアプリではないですが、「クラウド在庫管理システムzaico」はQRコードやバーコード読み取り機能もあり、冷蔵庫の管理以外にも趣味やコレクション管理などで個人での在庫管理に利用しているケースもあります。
冷蔵庫の中身管理や在庫管理にzaico
冷蔵庫の在庫管理は、数量だけでなく賞味期限や消費期限の管理もしなければならず、これが中々難しいところです。
冷蔵庫の中身管理や在庫管理は工夫して行うことができますが、「クラウド在庫管理システムzaico」を利用してみるのもいいかもしれません。
在庫管理システム・アプリを使って冷蔵庫の中身管理や在庫管理、賞味期限管理を効率化したいとお考えであれば、zaicoにお気軽にお問い合わせください。