棚卸差異とは、
システムや帳簿に記録した在庫数と実際に数えた在庫数が違うことです。
棚卸差異に悩む会社の方もとても多いです。
もう一度、棚卸でやるべきことを考えましょう。
それは、
漏れなく、ダブりなく、正確に、しかも早く
「漏れなく、ダブりなく、正確に」を実現すれば、
理論的に棚卸は無くなります。
棚卸差異が起こる理由は、大きく分けて3つあります。
- 普段の在庫管理による問題
- 棚卸当日の問題
- システムの問題
棚卸差異にはこの3つの問題が複雑に絡んでいます。
この中で、真っ先に手を付けるべきなのが、
棚卸当日の問題です。
棚卸では次のようなことがよく起こります。
〇〇さんが数えていたと思った(数え漏れ)
まだ、数えていないと思った(ダブって数える)
漏れなく、ダブりなく数える方法で、簡単かつ効果的な
方法が2つあります。
- 数える場所の担当を決める
- 数える方向を決める
棚卸で意外とやっていないのが、担当を決めるということです。
数える棚や場所にそれぞれ担当を決めます。
棚が丸ごとごっそりと数えていなかったという、笑えないことも
実際に起こります。
この原因は、数える場所を決めていないのが原因です。
まずは、各担当者の数える場所を決めましょう。
次に数える方向を決めることです。
1つの棚の中には、複数の商品が並んでいることが
普通ですよね。
棚にある在庫を右から数えるか、左から数えるかを
決めておけば、数え忘れや数え漏れが無くなります。
仮に1つの棚を2人以上で数える場合、
1人目は再下段の左から数える、
2人目は最上段の右から数える、
といったようなルールを作っておけば、
1つの棚の中で数え漏れをしたり、二重に数えたり
することが無くなります。
とても簡単な方法ですが、意外と効果が高いので、ぜひお試しください。
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