適正在庫を知るために必要なこと その3

在庫管理アドバイザーの岡本です。

前回は、需要予測・計画をするために大切なのは、

短いスパンが大切とお伝えしました。

 

今回は、個々の商品について適正在庫を検討する際に

必要なことをお伝えします。

 

正確なデータを取り続けると、各商品の需要特性が見えてきます。

適正在庫を知るうえで、各商品の需要特性をつかむことはとても大切です。

例えば、季節変動がある商品であれば、その季節に応じて適正在庫を見直さなければ

いけません。

 

ある特定のイベントや行事に合わせて、需要が変動する商品であれば、イベントや行事

の時期を押さえておく必要があります。

 

残念ながら、相談者の需要予測・計画の立て方を、需要特性に関わらず同じ方法で需要特性や計画を

立てていたり、見直しを立てているケースが多いです。

商品によって、需要特性が違うわけですから、適正在庫を算出する方法も変えると良いでしょう。

 

需要特性を大きく分けると

  1. 需要が多く変動が少ない
  2. 変動がある(季節)
  3. 変動がある(イベント)
  4. 需要が少ない

 

特に2と3については、変化点を見極め、変化点に応じて適正在庫を

見直す仕組みを作ります。

 

zaicoのスタンダードプラン以上を使えば、在庫の入出庫の履歴データを

簡単に見直せます。高価で高機能はシステムは一切不要です。

 

なお、需要特性を見るときには、必ず折れ線グラフを作りましょう。

表で数字を見ていても、傾向がわかりづらいためです。

グラフにすれば、一目瞭然です。

 

データをしっかりと取って、グラフを作って各商品の需要特性をつかんでみましょう。

 

 

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