在庫管理アドバイザーの岡本です。
前回は、需要予測・計画をするために大切なのは、
短いスパンが大切とお伝えしました。
今回は、個々の商品について適正在庫を検討する際に
必要なことをお伝えします。
正確なデータを取り続けると、各商品の需要特性が見えてきます。
適正在庫を知るうえで、各商品の需要特性をつかむことはとても大切です。
例えば、季節変動がある商品であれば、その季節に応じて適正在庫を見直さなければ
いけません。
ある特定のイベントや行事に合わせて、需要が変動する商品であれば、イベントや行事
の時期を押さえておく必要があります。
残念ながら、相談者の需要予測・計画の立て方を、需要特性に関わらず同じ方法で需要特性や計画を
立てていたり、見直しを立てているケースが多いです。
商品によって、需要特性が違うわけですから、適正在庫を算出する方法も変えると良いでしょう。
需要特性を大きく分けると
- 需要が多く変動が少ない
- 変動がある(季節)
- 変動がある(イベント)
- 需要が少ない
特に2と3については、変化点を見極め、変化点に応じて適正在庫を
見直す仕組みを作ります。
zaicoのスタンダードプラン以上を使えば、在庫の入出庫の履歴データを
簡単に見直せます。高価で高機能はシステムは一切不要です。
なお、需要特性を見るときには、必ず折れ線グラフを作りましょう。
表で数字を見ていても、傾向がわかりづらいためです。
グラフにすれば、一目瞭然です。
データをしっかりと取って、グラフを作って各商品の需要特性をつかんでみましょう。
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