棚卸差異が起こる理由は、2つしかありません。
例えば、データ上の在庫数が100だった時、
- 実際に数えたら98個だった・・・損
- 実際に数えたら102個だった・・・益
データ上の数よりも
- 少ない場合を「棚卸差損」
- 多い場合を「棚卸差益」
と言います。
今回は、棚卸差損の原因について考えてみましょう。
「在庫=入庫ー出庫」
という公式から、入庫または出庫に問題がある事がわかります。
データ上の数よりも、実際の数が少ないということから考えられるのは、
仕入れデータが100個なのに実際に入荷していた数が98個だった、
2個出庫したにも関わらず、データ上の出庫処理を忘れていた。
というのが、一番考えられる理由ではないでしょうか?
この他にも、液体を扱っている製造業などであれば、
蒸発するという自然消滅も考えられます。
この他にも
- サンプルでお客さんに商品を渡した
- 取扱のミスで壊してしまった
なども考えられますね。
まず、棚卸差異が起こっている場合は、
自社で棚卸差異が起こる可能性があるのはどういう時か?
を考えてみましょう。
そして、その可能性がある作業に問題があるかどうかを観察し、
実際に一定期間計測してみると、作業に問題があるか無いかがハッキリと分かります。
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