棚卸作業は、時間もかかるし、単純作業で精神的な負担も大きいです。
そんな棚卸を早く終わらせる方法を2つご紹介します。
カギは棚卸の前（準備）と当日にあります。
今回は棚卸の前（準備）についてご説明します。
私の知っている会社では棚卸前に準備をやることによって、
2日間朝から晩までかかっていた棚卸作業を、わずか１日で終わらせる
ことができました。
では、何をやったのでしょうか？
それは、２Ｓ（整理・整頓）です。
まずは整理です。
棚卸作業は、会社にある在庫を全部数えます。
ということは、不良在庫も長期滞留在庫も全部数えないといけません。
長期滞留在庫は、長年にわたりずっと数えているだけ・・・
といったこともあります。
この会社では、まず不良在庫・長期滞留在庫を「整理する」ことを
しました。
これで数える数が少なくなります。
次に行ったのが、「整頓」です。
棚卸作業の当日で困るのは、「在庫がどこに置いてあるかを探す」と
いう作業です。
置き場があいまいだと、会社中を探し回らなければいけません。
これは結構大変です。
この会社では、
- 置き場があいまいになっているもの
- 複数の場所に同じものが置いてある
- 置かれたものとコンピュータに設定されたモノの置き場が違う
といったことに徹底的にメスを入れ、正しい状態に直しました。
すると、これまでずっと2日間かけてきた棚卸がわずか１日で
終わるようになりました。
さらに、棚卸の精度自体も上がったので、いいことづくめです。
棚卸の精度が悪い、棚卸に時間がかかっていて困る。
という場合は、まず「整理・整頓」から始めてみませんか？
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