棚卸しをキチンとやっていますか?
棚卸しは、在庫を持って商売をする会社にとって最重要業務のひとつです。
それは、なぜか?
利益を決める最も基本的な要素だからです。
会社の利益は、
- 売上総利益(粗利)
- 営業利益
- 経常利益
- 税引き前利益
- 純利益(税引き後利益)
とありますが、最初に粗利が決まり、
そこからどんどんブレークダウンして、最終的に純利益になります。
では、粗利はどのように計算されるかご存知ですか?
粗利=売上ー売上原価
売上原価とは、「売れた商品に直接かかった経費」です。
製造業の場合は、製造原価が含まれますが、分かりやすくするために
直接商品を仕入れて、販売する卸売業・小売業を例にすると、
売上原価=期首棚卸高+当期仕入れ高-期末棚卸高
という計算になります。
例えば、
- 期首棚卸高:1000円
- 当期仕入れ高:2000円
- 期末棚卸高:800円
この場合、
売上原価は、1000+2000-800=2200
となります。
ご覧いただいたように、
期首棚卸高も期末棚卸高も、
その時点で会社にある在庫を指しますので、
棚卸しがとても大切だということが分かります。
棚卸しがキチンとできていないので・・・
ということは、利益がキチンと分からないので・・・
と言っていることと全く同じです。
棚卸しができていないことに、危機感を持つことが大切です。
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