在庫管理アドバイザーの岡本です。
在庫管理をはじめよう!と思っても挫折する人が
かなり多いようです。
前回に引き続き、在庫管理を挫折しないために。在庫管理の壁に
なっている事を乗り越える方法をお伝えします。
今回は運用についてお伝えします。
「さあ、システムでやろう!」と決めると、急に意気込んで、会社様は非常に多いです。
「全商品を登録する!」と。
実はこれ、一番失敗するパターンです。
登録する途中で挫折してしまいます。
まずは、数~数十点から始めてみてください。
この時、どんな商品を選べばいいか、コツをお伝えします。
- 部署ごとの管理があれば、やる気のある部署です。(やってほしい部署ではないので注意!)
- よく流れているもの(入出庫頻度が高いもの)を選択する
- 特殊な流れ方をするもの(例えば、自社でも消費するなど)を選択する。
これだけでOKです。
運用で試さなければいけないのは、「流し方を固める」ためです。
考えた運用(流し方)が最初からうまくいくことはまずありません。
在庫=入庫ー出庫
つまり、入庫と出庫が正しくできなければ、在庫管理で最低限で
絶対に必要な在庫数が合いません。
今までやっていなかったのに、すぐにできるようになるはずも
ありません。
入庫・出庫が通常業務になる「慣れ」が必要です。
そして、入庫・出庫処理では、必ず、事前では想定していなかったことが起こります。
それを実際に流してみて、確認するのです。
運用を始めるうえで、大切なことはお金と結びつけないことです。
お金と結び付けた瞬間に厳密な管理を求めらえるようになるので、
そもそも「流し方を固める」という目的にそぐわなくなります。
最初から欲張らずにシンプルに小さく始めることを心がけると
良い仕組みになりますし、安いシステムで済みます。
世の中には高いシステムがたくさんありますが、
セミナー参加者の声、個別相談、お客様のご支援をしていて
実際に使いこなせているのが少ないように思います。
導入に数千万円かけたソフトでも、現場では単なる
伝票発行ソフトになっていることも珍しくありません。
高いお金を払ったから・・・
契約期間が切れるまでは・・・
と仕方なく使っている企業様も多いように思います。
運用をしっかりと固めれば、高いお金を払う必要が
ないことに気づきますし、シンプルなシステムで十分だと
いうこともわかります。
在庫管理を何度やってもうまくいかない・・・
何度も挫折している・・・
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