前回の記事では、整理・整頓をご紹介しました。
続いて、清掃、清潔、躾についてお伝えします。
清掃
清掃は、言う必要もないですね。
掃除をして綺麗にすることです。では、なぜ清掃が必要なのでしょうか?
清掃をする目的は3つあります。
1つめは、保守点検です。
しっかりと清掃をしていれば、例えばホースの亀裂などを
事前に見つけることができます。問題が起こってから対策するよりも、
事前に対策できれば安心です。
2つ目は、安全です。
ある会社で実際に起こったのが、床に落ちていたホースにつまづいて、
怪我をしてしまったという笑えない話があります。
安全は職場で一番大切な事です。
3つ目は信頼です。
ピカピカの倉庫と、ほこりまみれの倉庫を見て、
どちらからモノを買いたいと思いますか?
恐らくピカピカの倉庫でしょう。
綺麗な状態を見た人はこう思います。
これだけ、倉庫がキレイだったら、
製品もきっとキチンと作っているんだろうな。
対応も丁寧なんだろうな。
従業員がしっかりと教育されているな。
倉庫が営業マンに早変わりします!
倉庫を自信を持って、社外の人にいつでも見せられる状態を作りましょう。
清潔
清掃と清潔を間違う人が多いです。
清潔とは、3S(整理・整頓・清掃)を維持することです。
思い立ったように整理をしたり、清掃をする会社が多いですが、これでは
その場限りの活動で終わってしまいます。
定期的にコツコツとやること、これが清潔です。
躾
躾(しつけ)とは、3S(整理・整頓・清掃)が会社に根付いており、
従業員自ら、率先して行動できている状況です。
清潔まではまだ「やらされ感」止まりです。
躾の状態まで行けば、「もっとこうやれば良くなるのでは?」と従業員
自らが考え、そしてより良くなる工夫をすることができます。
まずは3S、そして清潔を加え、4S。
地道に続けて、5Sの状態まで。
時間はかかりますが、5Sは会社にとって大きな底力になります。
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