在庫管理アドバイザーの岡本です。
私が在庫管理の改善・仕組みづくりをご支援をさせていただく際に
一番重要視しているのが、棚卸の精度です。
棚卸の精度とは、コンピューター上の在庫数(帳簿在庫数)と実際に数えた在庫数(実査在庫数)
との差異率です。
例えば、帳簿在庫数が100に対して、実査在庫数が90個であれば、在庫精度は90%です。
在庫 = 入庫 -出庫
ですから、棚卸をやれば、入庫と出庫がどれだけ正確に
できているかが分かります。
改善を始めた当初ので多いのは、入庫や出庫の漏れです。
今まできちんとやる習慣が無いのが露呈します。
ここは繰り返していくと治っていくことが多いです。
入庫・出庫の漏れが無くなると次に起こるのは、
棚卸漏れです。
特に棚卸漏れで多いのは、
- 別の場所に置いてあった
- 見つけられなかった
ということです。
以前、在庫管理で一番大切なのは、整理・整頓だと言いました。
整頓をして在庫の置き場を決めて、決まりの通りに在庫を置く・・・
この大切さが棚卸をやると身をもって感じることになります。
置き場を守ること!
これが在庫管理で一番大切です。
少しの間なら大丈夫、自分が覚えているから大丈夫
この気持ちが在庫管理を狂わせます。
最後に残るのが、「数え間違い」です。
結構皆さん、「数えるだけだしきちんと数えている」と自信を持っていますが
実際には結構数え間違いは多いです。
帳簿在庫と違う場合は、数えなおしてみることをお勧めします。
そして、正確に数える方法(重量を使う)などを試してみることを
お勧めします。
棚卸を早く終わらせたい、改善したい、けど
今まで失敗してきた・・・
という方は「在庫管理110番」まで!