当初は正確な在庫管理を目的にスタート。 今ではzaicoに溜まったデータを活用し、 楽にコスト削減を目指す。
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会社・団体名
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テサテープ株式会社
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業種
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製造・メーカー
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従業員数
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51〜100名
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地域
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関東
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管理物品
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製品/商品
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課題
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過剰在庫・欠品をなくしたい / 使用期限・賞味期限を管理したい
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活用機能
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発注点管理 / 項目追加 / 変更履歴 / 絞り込み検索 / API連携
2020/9/10
抱えていた課題
- 在庫管理が不十分で使用期限切れの製品を顧客に送付…二度と同じような過ちを起こしたくない。
導入・活用効果
- 在庫情報を社内で共有することで、問合せを大幅削減。
- 余力で在庫データを活用したコスト削減に取り組む。
zaico選定理由
- クラウドで在庫管理ができるため
- 汎用性と拡張性が高いため
粘着テープの製造・販売を行っているテサテープ株式会社。
ドイツに本社を置き、100ヵ国以降に展開するテサグループの日本法人です。
販売する商品の在庫管理とは別に、シートサンプル品の在庫管理を最適化するためにzaicoを活用されています。
当初は在庫を適切に管理し、欠品させない仕組みとして導入したzaicoでしたが、今ではその在庫データを活用してコスト削減に乗り出しているとのこと。
管理責任者の西田様にお話を伺いました。
お客様へ使用期限の切れたサンプルを提供…正しい性能を出せず苦い思い。
zaico導入の大きなきっかけはある事件が発端でした。
お客様に使用期限の切れたサンプルを提供してしまったのです。
期限が切れたサンプルは想定の性能を出せず、苦い思いをしました。
今までの管理を改めようと、メンバーで探してたどり着いたのがzaicoです。
メンバーから提案を受けた時は、zaicoの有用性は未知数でしたし、導入が大変そうかなという印象でしたが、思い切って既存のExcelデータを整理し、zaicoに登録しました。
最初こそ、データ整理に時間はかけましたが、導入してしまえば、日々の在庫管理は一気に効率化されました。
- 実際にご利用中のzaicoの画面 (写真のデータは一部加工しています。)
項目追加をすることで、商品毎に複数パターンある使用期限も登録でき、一目で確認できるので、過去のようなミスは起こりません。
また、期限を過ぎた商品を一覧で検索し、改廃していけるので、無駄な在庫管理の時間を減らせました。
zaicoの良いところは、このように管理項目を追加していけるところ。
項目追加をすることで、商品毎に複数パターンある使用期限も登録でき、一目で確認できるので、過去のようなミスは起こりませんし、期限を過ぎた商品を一覧で検索し、改廃していけるので、無駄な在庫管理の時間を減らせました。
Excelだと例えば、物品の保管場所やカテゴリを一つ増やすのも面倒ですが、zaicoなら簡単に在庫管理の方法を拡張させていけます。
- 物品のラベル情報をzaicoに登録して管理 (写真のデータは一部加工しています。)
出先の営業も、管理もいつでも誰でも最新の在庫情報を。社内からの在庫問合せ大幅減少で、在庫管理を次のステップへ!
製品化された商品の在庫管理は既存の在庫管理システムで、サンプル品はzaicoで管理しています。
こうやって用途によってシステムを分けることで、フットワーク軽く在庫管理がしやすいのです。
もちろんzaicoのデータを既存システムに連携させているので、情報がずれることはありません。データ連携も簡単です。
既存の在庫管理システムは海外本社などと連携している大掛かりなシステムのため、誰でも簡単に見れるようにはできません。
ですので、誰もが利用したいシートサンプル製品の在庫情報に関してはzaicoに切り出して、メンバー全員が閲覧できるようにしています。
出先で営業している人も、お客様にサンプル品を手配する人も、社員全員が、その場でzaicoを開き自分で在庫情報を確認して、正確な情報をお客様にお伝えできます。
導入前は、在庫状況を確認するための我々への問合せが、必ず1日数件ずつあったのですが、それもぐっと減り、その減った工数で、次の在庫管理のステップに進めるようになりました。
- シートサンプルの保管棚。棚内部にQRコードを貼り付けている。
過去の在庫データから使用頻度の悪い商品を改廃。実績が数字で明らかになることで安心してコスト削減に挑める。
今行っているのは、商品別の出庫スキャンの利用状況を洗い出し、使用頻度の低い商品を見つけ改廃し、コスト削減していこうという取り組み。
過去の在庫管理の履歴データが簡単に取れるので、出庫が少ない商品を洗い出すのは簡単です。
zaico導入後の2年間で出庫頻度が著しく低い物は改廃することで、在庫を保管するスペースの確保にもなりますし、何より稼働しない商品の在庫管理をする必要がなくなります。
また逆に出庫する商品の担当をzaicoにメモで残しているので、どの部門のどの商品がよく出ているかもわかりやすくなります。
感覚的に「あの商品はよく出てるね」ではなく、正確な数字で話ができるのが気持ち良いですね。
- 実際に履歴データを分析した資料
このように、在庫データを活かして、コスト削減や注力すべき商品の明確化などが
できるようになり、管理チームとしては非常に盛り上がっています。
まだこの取り組みを始めたばかりではありますが、
今後データをもっと活用し、社内を巻き込んでいければと考えています。