ヤフオク出品商品を管理、毎月の棚卸が30分→5分に!「仕入れが多くても嫌な気持ちにならなくなった」

会社名

株式会社Orinas

業種

小売・卸

従業員数

~50名

課題

紙やExcelでの管理をなくしたい

活用機能

入庫/出庫(予定)データ登録 / 項目追加 / データ一括登録/ダウンロード

管理物品

製品/商品

2024/7/31

株式会社Orinas様:在庫管理基本情報

  • 管理している物品:主にヤフオクで販売する商品(家電、オーディオ機器等)
  • 管理している品目数:300~400品目
  • zaico導入前の在庫管理方法:Excel
  • 利用開始:2023年
  • 利用頻度:週2~3回
  • 利用人数:2名
  • バーコード・QRコード利用:なし(今後利用の予定あり)

zaico導入前に抱えていた在庫管理の課題

  • Excelを使った在庫管理や棚卸に時間がかかっていた
  • 商品点数が増えるにつれ、Excelでの管理が煩雑化し、ミスも起きやすくなっていた

zaico導入によって課題はどう解消された?

  • 毎月の棚卸にかかる時間が30分→5分に短縮された
  • 計算式などを手入力する必要がないため、ミスが起きなくなった

株式会社Orinas様に、zaico導入前の課題から導入後の効果までを伺いました!

神奈川県大和市で、音響・舞台事業と古物販売事業を行っている株式会社Orinas様。zaicoは古物販売事業において、主にヤフオクで販売されているオーディオ機器や家電などの在庫管理にお役立ていただいています。

2023年にzaicoを導入されて以降、毎月の棚卸にかかる手間や時間を大幅に削減できたそうです。今回は、Orinasの代表取締役でいらっしゃる五十嵐様と、古物販売ご担当の阿部様に詳しくお話を伺いました!

Orinas代表取締役の五十嵐様(左)と、古物販売ご担当の阿部様(右)

zaico導入のきっかけは、Excel管理におけるミスや煩雑さ

――御社の事業内容を教えていただけますか?

五十嵐様:8割は音響事業で、クラシックやダンスのコンサート、プロオーケストラの現場などの音響関係を担っています。残りの2割が古物の販売事業で、ヤフオクでオーディオ機器や家電などを取り扱っています。
ヤフオクでは少ないときで40点ほど、多いときは200点ほど出品しています。

――商品は倉庫で管理されているのですか?

五十嵐様:大型商品は事務所から離れた倉庫に保管していて、小型商品は事務所内に置いています。大型商品には、高速のサービスエリアで食券を買うような、一台150kgくらいの券売機などもあります。そういった大きなものは音響機材と同じ倉庫で管理しています。
ほかはオーディオ機器やカメラなど小物が多いので、事務所で管理して、作業の合間に梱包して発送しています。その方が楽だし、倉庫には送り状の印刷機能もないので。

Orinas様の大型商品・機材保管倉庫(画像は加工しています)

 

Orinas様の事務所内で管理されている小型商品(画像は加工しています)

――以前はどのように在庫管理をされていたのですか?

五十嵐様:主にExcelで管理をしていました。入荷したものをExcelに入力して、ヤフオクで売れたら、売れた日付と価格を記録していくという運用でした。

毎月経理上の棚卸をしないといけないので、Excelの列ごとに1月分、2月分…と各月のデータを入力していたのですが、月日とともに無限に列が増えていくんですよね。半年くらいまではいいんですが、1〜2年売れないものがあると結構大変なことになるんです。

――どんどん管理が煩雑になってしまったんですね。

五十嵐様:はい、計算式も全部作っていかなくてはいけないので。今はzaicoにいつ入荷したか、いつ売れたか、いくらで入ったか、いくらで売れたか、送料がいくらかかったか、というのを全部入れているんですが、これをExcelでやると大変です。どんどん列が増えて行くのと、入荷するたびに計算式を変えないといけないんです。

――確かに、限界がありますよね。

五十嵐様:全部計算式を手で直していたんですが、ミスも度々起きていました。どこかしらに入力漏れがあって、黒字のはずなのに赤字計算になっていたこともありました。何かおかしいと思って調べたら、数式が抜けていたとか…。

――なるほど。原因を調べるのも大変ですよね。

五十嵐様:そうなんです。やはり入荷点数など諸々考えると、zaicoのシステムを使った方が楽だしミスもない。在庫管理は決算にも関わってくることで、間違っていると税理士さんにも怒られるので(笑)、zaicoを導入することにしました。

zaicoは「直感的に」「正確に」操作できるのが魅力

――zaicoと他社のシステムは比較されましたか?

五十嵐様:zaicoの他にもう一社の在庫管理システムを試してみましたが、大手の倉庫にマッチしそうなシステムで、うちにはあまり合っていませんでした。
最終的にzaicoに決めた理由は、Excelを作り直す労力と、zaicoの月額料金を比べたときにちょうどいい価格帯だったのと、機能が一番うちに合っていると思ったからです。

――ありがとうございます!具体的にどの機能が五十嵐様に刺さりましたか?

五十嵐様:使いやすさですよね。在庫登録も直感的にできるのが良かったです。また、Excelだと入力間違いなどの操作ミスがどうしても起きるんですが、そういったミスなく、正確に操作できるという印象を受けたのも導入の決め手でした。

――zaico導入時、ネックになったことやつまづきはありませんでしたか?

五十嵐様:最初はUI(=ユーザーインターフェイス)の使い方で、このボタンはどこにあるんだろうといった確認はありましたが、そのくらいです。特に思っていたのと違う挙動をするというようなことはなかったですね。

――導入を決めてくださったのは五十嵐様ですか?

五十嵐様:そうです。そのあと阿部に共有しました。

――阿部様は、zaicoに使いにくさや戸惑いを感じられたことはありませんでしたか?

阿部様:いえ、全然。zaicoを使う前の方がExcelへの入力も大変だし、触っちゃいけない場所も多かったというか(笑)。(五十嵐様が)数式を作ってくれているので、私が余計なことをするとエラーが出てしまうんですが、zaicoはそういうこともないので、むしろすごく使いやすくなりました。
以前はExcelで間違ったところを触ってしまって、「すみません、変なことになっちゃいました」なんてやりとりをすることもありましたが、zaicoを導入してからはそういうミスや手間もなくなりました。

入出庫登録はせず、「入荷日」「販売日」などの項目で在庫管理

――zaicoでは追加項目を自由に設定できますが、御社ではどんな項目を設定されていますか?

五十嵐様:入荷日、仕入れ単価、販売日、販売価格、送料、送り状番号、粗利などの追加項目を作っています。

自由に項目を設定することができます(画像は一部加工しています)

――入庫登録・出庫登録の機能は使われていますか?

五十嵐様:入庫や出庫の機能は、今は使っていません。入荷するたびに新規で在庫情報を登録し、出荷したら在庫データの「販売日」と「販売価格」を入力するという運用をしています。過去に売れた商品も、すべてデータベースとしてzaicoに残しています。

――具体的な入庫・出庫のオペレーションを教えていただけますか?

五十嵐様:商品が入荷したら、まず写真を撮ってzaicoに登録します。ヤフオクに出品したら、現在の販売価格をzaicoに入れます。ヤフオクで商品が売れたら、売れた日と売れた金額をzaicoに入れます。さらに、法人契約をしている配送業者から前月分の送料がまとめて届くので、それを確認したらzaicoにそれぞれかかった送料を入力していきます。

――zaicoで在庫数の増減はされますか?

五十嵐様:zaico上で在庫数の増減はしていません。うちの場合、扱っているのが中古品のため、在庫数は0か1しかないからです。たまに同じ型番の商品が5~6個まとめて入荷することもあるんですが、中古品なのでキズの状態などが微妙に違うんです。たとえば同じA商品だとしても、A商品①が1個、A商品②が1個…というふうに、すべて別物として分けてzaicoに登録しています。売れたかどうかは、販売日や販売価格の入力の有無で判断しています。

――QRコードやバーコードスキャンは使用されていますか?

五十嵐様:今のところ使っていませんが、zaicoを導入するときにスキャン機能を利用することも考えていました。今後、商品数がさらに増えたら便利に使えそうかなと思っています。

――QRコードやバーコードスキャンはどんなふうに活用できそうですか?

五十嵐様:例えばカメラのような小物商品が何個か入荷したときに、今はシリアル番号を付箋で貼ったり、マスキングテープに書いて貼ったりして管理しています。3個くらいならいいんですが、20個とか入ってくるとやはり間違いやすいんですね。なので、そういったものにそれぞれQRコードを貼り付けて管理して、出庫するときにスマホでスキャンしてチェックすれば、間違いが起きにくいと思います。

QRコード付きラベルのイメージ(左:画像あり 右:画像なし)

五十嵐様:付箋で貼って管理するよりも、QRコードを使った方が効率的になる段階が今後どこかで来ると思っているので、そのタイミングでQRコード機能は活用できるかなと思っています。

zaico導入で変わったのは「棚卸にかかるコスト」と「仕入れに対する気持ち」

――棚卸はどのようにされていますか?

五十嵐様:毎月月末に経理上の棚卸と、年に一度決算時の棚卸をしています。
経理上の棚卸では、zaicoに登録した在庫データをCSVでダウンロードして、棚卸資産を計算します。売れていない商品(販売日や価格が入力されていない商品)をソートして、金額を集計しています。

――zaico導入前と比べて、棚卸も効率化されましたか?

五十嵐様:はい。以前は月を越えるごとにExcelに列を作って数式を入れて、棚卸のときはそれをすべて計算するという作業が発生していたので、全部でだいたい30分くらいはかかっていました。zaicoでCSVを出して計算できるようになってからは、5分かからないくらいになり、とても楽になりました。

もし、zaicoの画面上で在庫金額を自動計算してくれる機能があれば、さらに棚卸作業が楽になると思います。

在庫金額を自動計算できる「在庫金額アプリ」をご案内させていただきました!

zaicoで在庫金額を自動計算することはできませんが、ライトプラン以上で利用できる「在庫金額アプリ」をお使いいただくと、zaicoの入庫データに紐づいて、正確な在庫金額を自動で算出することができます。
※在庫金額は<在庫数量 x 仕入れ単価>で計算されるため、zaico上で「入庫データを作っていること」「入庫データに仕入単価を入力していること」が条件となります。
※計算方法として「最終仕入原価法」または「先入先出法」の2パターンを提供しております。

――zaicoを導入して、何か他に変化はありましたか?

五十嵐様:仕入れをするのに、今までは商品が30個以上あるとちょっと嫌だなという気持ちがあったんですが(笑)、zaicoを導入してからは安心して何個でも仕入れられるようになりました。商品点数が増えると、売り上げは上がるけれど管理が面倒くさいという葛藤があったんですが、それがなくなりましたね。

――これからは思う存分入荷できますね(笑)!本日は貴重なお話をお聞かせくださり、ありがとうございました!

ヤフオクの出品商品管理にも活用できるzaico

今回は、zaicoを導入してExcel管理から卒業し、棚卸の効率化に成功された株式会社Orinas様の導入事例をご紹介しました。zaicoの追加項目やCSVデータの使い方を工夫し、ヤフオクに出品する商品の管理や、在庫資産の算出に上手くご活用されているのがとても印象的でした!
Orinas様と同じ業種の方、近しい課題をお持ちの方はぜひ参考にしてみてくださいね。