「入出庫履歴」でトレーサビリティが向上!在庫管理の属人化が解消され、支店との情報共有もしやすくなった

会社・団体名

日本電子株式会社

業種

製造・メーカー

従業員数

1001〜5000名

地域

関東

管理物品

備品 / その他

課題

過剰在庫・欠品をなくしたい / 管理の属人化をなくしたい / 複数拠点で利用したい

活用機能

発注点管理 / QRコード/バーコードスキャン / 画像登録 / 入庫/出庫(予定)データ登録 / 変更履歴

2025/2/3

日本電子株式会社様:在庫管理基本情報

  • 管理している物品:カタログ、ノベルティグッズ
  • 管理している品目数:718品目
  • zaico導入前の在庫管理方法:Access上でデータベースを構築して使用
  • 利用開始:2023年
  • 利用頻度:毎日
  • 利用人数:10名
  • バーコード・QRコード利用:あり

zaico導入前に抱えていた在庫管理の課題

  • Accessでの管理が煩雑化していた
  • 管理できる担当者が限られていた(属人化していた)
  • リアルタイムな在庫数を把握しづらかった

zaico導入によって得られた効果は?

  • シンプルな操作で誰でも在庫管理ができるようになった
  • 管理の属人化が解消され、特定のスタッフの負担が軽減された
  • いつ、どこにいてもリアルタイムな在庫数が分かるようになった

日本電子株式会社様に、zaico導入前の課題から導入後の効果までを伺いました!

大学や研究機関で使用される機器や装置の製造・販売を手がける日本電子株式会社様。営業活動や展示会で配布するカタログ、ノベルティグッズの管理にzaicoを活用してくださっています。

以前はAccess(アクセス)で在庫管理をされており、「管理できるスタッフが限られている」「リアルタイムな在庫数を把握しづらい」といった課題をお持ちでした。zaico導入後は、本社からも支店からも常にリアルタイムな在庫数を確認できるようになり、発注等の業務効率が大幅に向上したそうです。

今回は、zaicoの導入や現場へのレクチャーをご担当された日本電子株式会社の津田様、原田様、宮本様に詳しくお話を伺いました!

日本電子株式会社 (写真左から順に)津田様、原田様、宮本様

研究装置のカタログ、ノベルティグッズ約700点をzaicoで管理

御社の事業内容を教えてください。

原田様:大学や国立の研究機関、民間企業の研究所で使われる研究装置の製造・販売を行なっています。研究用途だけでなく、製造現場の品質管理にも弊社の装置が活用されています。福井県にある恐竜博物館でも弊社の電子顕微鏡が使われており、実物を目にすることができます。

日本電子様の製品(一例)

zaicoで管理している物品は?

津田様:展示会等で配布する弊社製品のカタログや、ノベルティグッズおよそ700点をzaicoで管理しています。印刷業者にカタログを発注するタイミングで、zaicoにも新規在庫データとして登録します。

日本電子様で管理されているカタログ

津田様:カタログは日本語版に加え、英語版や中国語版も作成しています。言語やバージョンごとに、物品データを分けて管理しています。

日本電子様の在庫一覧画面

Accessを使った在庫管理は限界。シンプルさと使いやすさに惹かれzaicoを導入

zaico導入前はどのように在庫管理をされていましたか?

津田様:以前はAccessを使って在庫管理をしていました。けれど運用を続けるうちに、クエリの追加や設定変更が繰り返されて、管理がどんどん煩雑になっていきました。
整理が追いつかないまま運用が続いていたため、在庫データの入力作業が後回しになったり、入力自体を忘れてしまったりすることもありました。

課題やトラブルはありましたか?

津田様:システム上の在庫数と実際の在庫数にズレが生じることが多く、欠品が発生していました。 例えば、実際には100部しか在庫がないのに、システム上では500部あると表示されることがあり、発送の遅れや手配ミスにつながってしまうんです。

展示会で大量のカタログを取り扱う際も、リアルタイムな在庫状況を確認できず、出庫時に必要な数量を確保できないといった問題がありました。

また、Accessの入力作業が特定の担当者に依存していたため、作業負担が偏って業務効率が下がってしまったり、当人が忙しい時などは更新のタイミングが遅れてしまったりすることもありました。

zaico導入のきっかけは?

津田様:在庫管理の煩雑さを解消するために、新しいシステムを探し始めました。その中で、zaicoをトライアル導入したところ、実際に使った担当者から「専門知識がなくても扱いやすい」「シンプルな操作でスムーズに運用できる」といった声があがり、zaicoの本導入が決まりました。

特に大きな決め手となったのは、タブレットやスマートフォンで簡単に在庫の増減ができることです。

QRコードを印刷業者に渡し、包みに貼って納品してもらうことで運用が効率化

どのようにしてzaicoを現場へ定着させましたか?

津田様:Power Pointで簡単なマニュアルを作り、Zoomでオンライン説明会を実施しました。画面を繋いでzaicoの操作方法を説明し、出庫登録の手順も実演しました。また、本社の実務担当者には対面でレクチャーを行い、業務フローに沿った運用方法を共有しました。

その後は各自でzaicoを操作・体験してもらいました。実際に触れることで理解が深まり、導入後の問い合わせはほとんどなく、スムーズに運用を定着させることができました。

QRコードは活用されていますか?

津田様:はい。もともとカタログには品名や管理番号を書いたラベルを貼って管理していたのですが、zaico導入に伴い、このラベルにQRコードも追加しました。

印刷業者にカタログの発注をする際、zaicoから出力したQRコードのPDFも発注書と一緒に送っておくんです。そして、業者の方でカタログの包みにQRコードを貼って納品してもらっています。このQRコードを保管棚に貼って管理することで、入出庫の手間やミスが減り、在庫数の更新もスムーズになりました。

※1:発注点アラート機能はこちら
※2:プリンタでQRコード付きラベルの印刷する方法はこちら

印刷業者に貼ってもらうQRコード

 

QRコードを棚に貼って管理

入出庫のフローを教えてください。

津田様:カタログを倉庫から各支店へ発送するときに「出庫登録」、展示会などで残ったカタログが倉庫へ戻ってきたときに「入庫登録」をしています。

まず、支店の担当者がzaicoの一覧画面から欲しいカタログにチェックを入れ、必要な数量を入力し、出庫登録をします。このときステータスは「出庫前」とし、取引先欄に自分の支店名と担当者名を入力しておきます。また、いつまでに送ってほしいという希望がある場合は、出庫予定日を設定します。

必要に応じて出庫予定日を設定し、欲しいカタログを出庫登録(画面はイメージ)

津田様:次に、倉庫担当者がzaicoの出庫データを確認し、カタログを倉庫でピッキングして梱包・発送します。発送手配が完了したら、該当の出庫データのステータスを「出庫済」に更新し、在庫数が減るという流れです。

※1:出庫データの登録方法はこちら
※2:出庫ステータスの更新方法はこちら

津田様:展示会後は、倉庫に戻ってきたカタログを数えてQRコードをスキャンし、zaicoで入庫登録をして、保管場所へ戻します。

※1:入庫データの登録方法はこちら

津田様:この運用になってから手入力の負担が減り、リアルタイムに在庫を反映することができるので、よりスムーズな入出庫管理ができるようになりました。

どこにいてもリアルタイムな在庫数を把握でき、管理の属人化も解消された

zaicoの導入効果を教えてください。

津田様:以前はAccessからダウンロードしたExcelの在庫リストを、月に一度しか更新していなかったので、理論在庫と実在庫数のズレが多発していました。それがzaicoで管理するようになってからは、本社にいても支店からでも、リアルタイムな在庫状況を把握できるようになりました。

その結果、展示会で必要となるカタログを正しい部数、正しいタイミングで発注できるようになり、とても助かっています。

また、アカウントを複数ユーザーで使えるので、入出庫作業をみんなで分担してできるようになり、作業の属人化も解消されました。

特に便利に感じていただいているzaicoの機能は?

津田様:一番便利に感じているのは、自動で残る「変更履歴」です。「誰がどの操作をしたか」がすぐに分かり、管理もしやすくなりました。おかげで担当者同士の情報共有もスムーズになり、在庫管理の信頼性も上がったと感じています。

在庫データの変更履歴を確認できます(画像はイメージ)

津田様:「発注点アラート機能」も便利です。発注点を下回ると警告を出してくれるので、補充すべきタイミングに気づけるようになりました。過去の出庫データをもとに適切な発注点をサジェストしてくれる機能もあり、以前と比べて欠品のリスクも減っています。

設定した発注点に達するとアラートが出ます(画像はイメージ)

津田様:また、「画像登録」は各支店の担当者が特に喜んだ機能です。カタログの画像をzaicoに登録しておくことで、一目でどのカタログなのかが分かるようになりました。以前は頻繁に来ていた問い合わせが激減し、業務が効率化されたと感じています。

今後どのような在庫管理を目指していきたいですか?

津田様:特に棚卸の負担軽減と精度向上を目指して、より適切な管理方法へとブラッシュアップしたいと思っています。現在は年に2回棚卸を実施していますが、zaicoを使って社員の負担を軽減しつつ、より正確性を維持できる仕組みを検討しているところです。

大変貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!

カタログやノベルティグッズの在庫管理にzaico

今回は製品カタログやノベルティグッズを管理されている日本電子株式会社に、zaicoの導入効果や具体的な活用方法について詳しくお伺いしました。各支店での発注業務の効率化に加え、印刷業者と二人三脚でQRコードを活用した運用改善に取り組まれているというお話がとても印象的でした。

日本電子様と同様、管理業務が属人化している、リアルタイムな在庫数が把握しづらいといった課題をお持ちの方はぜひ本事例をご参考ください。

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