紙での在庫管理に慣れていた現場の抵抗。 それでも管理工数は半分に! zaicoは「楽だ」と現場も実感。
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会社・団体名
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舩坂酒造店
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業種
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製造・メーカー
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従業員数
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~50名
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地域
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中部
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管理物品
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製品/商品
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課題
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棚卸を効率化したい / 紙やExcelでの管理をなくしたい
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活用機能
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QRコードのラベル印刷 / QRコード/バーコードスキャン / 項目追加 / 絞り込み検索 / 数量移動 / 棚卸の記録
抱えていた課題
- 紙管理により、書き間違い、読めない、書き忘れ、商品間違い、計算間違いが発生
- 現場まで紙台帳を見に行く手間も大きなコストに
導入・活用効果
- 棚卸工程も時間も半減。生産性の向上と、在庫管理の時間短縮が実現
- 紙管理に慣れていた現場でも「zaicoを導入して楽になった」と実感
zaico選定理由
- QRコードとスマホで在庫管理や棚卸ができるため
- 在庫情報をどこでも共有できるため
飛騨高山で200年の歴史を持つ酒蔵、舩坂酒造店。
現場の勘とアナログな在庫管理に限界を感じていたとのこと。
ただ、昔からの酒蔵で従事してきたメンバーにとって、当初zaicoには大きな抵抗を感じていたようです。
それでも、利用を続ける中で圧倒的な生産性の向上を体感し、メンバーの労働時間も大幅に減少。
今では、メンバーにとってもzaicoは無くてはならない存在にまでなっているとのことでした。
在庫管理にかける時間を圧倒的に短縮したQRコードの活用方法は必見。
代表の有巣様にお話を伺いました。
「スマホでスキャンするだけ」QRコードが使えるから在庫管理工数は半分以下に
もともと、在庫管理らしい在庫管理をしていませんでした。
そこでせめて商品の「入り」「出」「残」を紙に記録する受払票だけでも作ろう、と運用をしていました。
ただ、想像はしていましたが、慌ただしい現場では、書き間違い・読めない・書き忘れ・商品間違い・計算間違いが多発し、結果的に欠品するケースもしばしばありました。
そこで「なんとかしたい」と思い、無料で提供されている在庫管理システムはほぼ全て試してみたんです。
正直、在庫管理にあまりお金をかけたくなかったので、最小限の費用で運用できることが条件でした。
たくさんある中でもQRコードで在庫を管理できるのはzaicoだけで、これに魅力を感じ導入を決めました。
弊社では取り扱う酒も多く、それに伴う瓶やラベル、キャップなどの資材も多い上に、半製品、完成品、販売品など、在庫管理の時に判断しなければならない材料が多いのがネックです。
でも商品の入った箱や棚にQRコードを貼っておきさえば、スキャンするだけで新人でも考える必要が無く、間違いなく商品の在庫情報にアクセスすることができるのです。
棚卸を例にとってもその効率化は一目瞭然です。
zaico導入後の棚卸は、工程も時間も半分以下になっています。
そして何より圧倒的に「楽」なんです。
在庫管理にかかる時間と負担は激減しました。誰でも間違わずに多品種の在庫管理と棚卸ができることは大切です。
- QRコードの貼り付け方
- 実際にQRコードをスマホでスキャンする様子
現場に馴染むように導入を段階的に。抵抗感を減らすための工夫。
現場は今までの勘に頼った在庫管理に慣れていたので、システムを導入するとなると、やはり抵抗はありました。
スマホなどにも馴染みが薄いですし、業務が複雑になるような感覚になるその気持ちはよくわかります。
なので、少しでも使いやすいよう、スマホより画面の大きなタブレットでzaicoを運用することにしました。
そして、いきなり全ての商品にzaicoを導入するのではなく、最初はお酒の入った瓶やそれに貼るラベル、キャップなど、一部の資材管理から始めました。
今までは資材を持ち出す時に、紙の受払票のリストから対象の資材を目で探して、その持ち出し数量を書き、残数量を計算してまた書く、という作業をしてもらっていました。
簡単なことではあるのですが、目で探したり、頭で計算したり、手で書いたりするのは、慌ただしい現場には不向きです。
zaicoならタブレットでQRコードをスキャンするだけで対象の資材が出てきて、持ち出し数量を、文字盤で押すだけ。
現場に慣れていない新人の方でも作業できるようになりますし、探す手間、計算する手間、書く手間が一切不要なのは、時間的にも労力的にも画期的な変化でした。
抵抗を持っていた現場も、思ったより簡単な操作ですぐに慣れていきましたし、何より在庫管理のミスも、管理にかけるも時間も減り、純粋に「zaicoを導入して楽になった」と実感が大きかったようです。
- 過去使っていた紙台帳
- 今はQRコードをスキャンするだけ
製造現場の在庫管理だけじゃない!製造現場〜販売現場〜会計まで、一貫した在庫管理を目指す!
その後、現場の人にも慣れてもらってきたところで、徐々に一番管理したいお酒の管理にも広げていきました。
そして今年(2020年)からは、新しい取り組みを始めました。
製造現場から販売の小売現場へ商品を移動する時に、zaico上でも在庫数量を移動させて管理できるように試験的に運用しています。
今までは製造現場での在庫管理と小売現場での在庫管理が分断されていましたが、
一貫してzaicoで管理できると非常に管理が楽になります。
zaicoなら自由にQRコードを作れるので、物品名と保管場所を組み合わせたQRコードを作成して管理するようにしました。
これで、物品名Aで製造にあるものは「A製造」、物品名Aで販売にあるものは「A販売」と分けて管理し、商品の移動と共に、zaico上でも数を移動させています。
これで今どこにどの商品が何個あるのか、一目瞭然になります。
最終的には会計にまで繋げる予定です。
商品の動きがトレースでき、一貫した在庫管理ができるようになるのでは、と期待しています。
今後もzaicoの機能やテクノロジーを駆使しながら、よりよい姿を目指していきたいですね。