在庫管理アドバイザーの岡本です。
前回は、棚卸作業の時間を50%以上削減する方法を
ご紹介しました。
棚卸し作業の工程をおさらいすると、
通常の棚卸作業を分解してみるとこんな工程になります。
- 棚卸する商品の番号(または名前)を紙に書く
- 商品を数える
- 数えた数を紙に書く
- 1~3をひたすら繰り返す
- 事務所に紙を持っていく
- PCに紙に書かれた商品番号と数えた数を打ち込む
- 集計する
- システムに最新在庫を反映する
そして、zaicoを使い、QRコード読み取りにすると、
- 棚卸する商品の番号(または名前)を読み込む
- 商品を数える
- 数えた数を入力する
- 1~3をひたすら繰り返す
- システムに最新在庫を反映する
一気に3工程減ります。
そして、今回90%以上削減する方法としてご紹介したいのは、
RFID(RFタグ)の活用です。
QRコードは、1枚1枚を近くで読み取らないといけないですが、
RFIDの場合は、RFタグに書き込まれた情報を、電波を使って読み取ります。
つまり、
- 近くで1枚1枚読み取らなくても良い
- 一度に複数のタグが読み込める
という利点があります。
棚卸し工程の中で大変な作業として挙げられるのは、「1枚1枚タグの読み取りが必要」
ということです。
RFIDを使えばこの作業コストを一気に下げることができます。
実際にアパレル業界では利用が進んでおり、
ユナイテッドアローズでは、80%以上削減できたとのことです。
また、ユニクロでも同じ取組がされており、こちらでも
大きな成果を上げています。
ユニクロでは、棚卸だけではなく、置くだけで会計ができる「無人レジ」
にRFIDが使われていますので、知っている人も多いと思います。
RFIDは、在庫管理にとって夢のような技術です。
ただ、躊躇されるのはそのコストですが、それを勘案しても
RFID技術は導入することを検討するのに値する技術です。
次回は、棚卸を例に取ってRFIDをつかったらどれくらいのコスト削減
が期待できるのかを見てみます。
zaicoから、RFIDを使った在庫管理「R-ZAICO」が
リリースされました。
一度お試しになってみてはいかがでしょうか?
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