在庫管理アドバイザーの岡本です。
今回は発注点についてご紹介します。
前回は、安全在庫をご紹介しました。
安全在庫とは、欠品させないための在庫数です。
そして、発注点とは、その数を切ったら発注する数字です。
例えば、発注点が10であれば、在庫が10になった時に発注をかけます。
発注点の計算式は次の通りです。
発注点=平均使用数×発注リードタイム + 安全在庫
- 平均使用数・・・1日当たりの使用数です。
- 発注リードタイム・・・発注をだしてから納品されるまでの日数
例えば、平均使用数が5個、発注リードタイムが10日、安全在庫が15個であれば、
発注点は、5×10+15=65個
つまり、在庫が65個になった時点で発注を出します。
発注点発注をする際のポイント
発注点は、多くの企業で採用されている発注方法です。
一度、発注点を設定すれば、だれでも発注できるようになるので便利な方法です。
しかし、運用がイマイチうまくいっていないことが多いようです。
この原因は、「発注点を見直していない」というのが最大の原因です。
需要は日々刻々と変化します。
例えば、ソフトクリームであれば、夏場は良く売れて、冬場はそんなに売れない
という事が簡単に想像できるでしょう。
また、平日と休日を比べれば、休日のほうが多く売れるはずです。
同じように皆さんの扱っている商品にも変動があるはずです。
変動に合わせて、発注点を見直しましょう。
例えば、季節変動がある商品であれば少なくとも3か月おきに、
そうでない商品でも6か月に1回は見直しましょう。
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