入出庫のデータ処理にかかる時間が2分の1に!処理忘れや記入ミスがなくなり、棚卸の精度も上がった

会社・団体名

(有)小木曽商店

業種

製造・メーカー / 小売・卸

従業員数

~50名

地域

中部

管理物品

食品

課題

紙やExcelでの管理をなくしたい / 過剰在庫・欠品をなくしたい

活用機能

QRコード/バーコードスキャン / 入庫/出庫(予定)データ登録 / 項目追加

2024/11/1

小木曽商店様:在庫管理基本情報

  • 管理している物品:水産加工品の原料、商品
  • 管理している品目数:140品目
  • zaico導入前の在庫管理方法:紙(帳簿)に記録していた、在庫管理ソフトに入力していた
  • 利用開始:2024年
  • 利用頻度:毎日
  • 利用人数:2名
  • バーコード・QRコード利用:あり

zaico導入前に抱えていた在庫管理の課題

  • 入庫・出庫のデータの処理に時間がかかっていた
  • 書き間違いや記入漏れなどヒューマンエラーが多発していた

zaico導入によって得られた効果は?

  • 入出庫処理はzaicoに登録するだけで済むようになり、作業時間が半減した
  • 人の手によるミスが減り、棚卸の精度も上がった

小木曽商店様に、zaico導入前の課題から導入後の効果までを伺いました!

静岡県の伊豆下田に拠点を置き、水産加工品の製造・販売を行っている有限会社小木曽商店様。店舗併設の工場で魚を開き、干物に仕上げたものを、直営店舗やオンラインショップで販売されています。

小木曽商店様の店舗(本店)

原料や商品の在庫管理業務、特に入出庫に関わる作業の負担を減らしたい、との思いからzaicoを導入してくださいました。どのような効果があったのか、zaicoの導入から運用フローの構築まで担当された石垣様に詳しくお話を伺いました!

店舗・工場でzaicoを使って在庫管理をされている石垣様

干物の原料と加工した魚をzaicoで管理

――御社の事業内容をお伺いできますか?

石垣様:水産加工品の製造と販売を行っています。主に干物の製造、販売がメインとなります。近年では干物を使ったフライ、金目鯛の煮付け等干物以外の加工食品にも力を入れております。お客様に喜んでいただけるような商品作りを行い、直営店舗やオンラインショップで販売、また全国のホテル、旅館、スーパー、百貨店様等にもご利用いただいております。

小木曽商店様で販売されている干物

――管理物品数はどのくらいありますか?

石垣様:加工前の原料(魚)と、加工後の商品を管理しており、全部で140種類ほどあります。

――どのようにzaicoに在庫データを登録されていますか?

石垣様:それぞれ「原料」と「商品」というカテゴリ分けをしてzaicoに登録しています。
また、当社で扱う魚は大きさもバラバラなので、サイズごとに在庫データを作っています。例えば「あじ」なら、「あじ110円」「あじ140円」…といった感じで登録します。「あじ」だけでも、14種類ほどの在庫データが存在します。

――独自の追加項目は作られていますか?

石垣様:同じ「あじ」でも原料のロットによりサイズが異なります。そのため、サイズを管理するための「規格」という項目を作りました。「規格」の欄には1箱あたりの重さ、魚の尾数を入力しております。
例えば、Aのロットは1箱10キロで100尾入っている場合[1尾100g]、Bのロットは1箱10キロで50尾入っている場合[1尾200g]となり、規格の欄を確認することで「あじ」のサイズが一目でわかるようにしています。

zaico導入の決め手はシンプルさ。入出庫の処理にかかる時間は2分の1に

――zaico導入前の管理方法を教えていただけますか?

石垣様:ノートに当日分の入出庫の数量を記入、在庫管理ソフトに入力、商品の集計表に記入と3つの作業を行っておりました。

――当時どんな課題がありましたか?

石垣様:入出庫のたびに在庫管理ソフトに入力して、さらに手書きのノートにメモをして、在庫の集計表にも記入して…と3つすべてに記録しないと終わりませんでした。作業が多すぎるせいで、数の書き間違いや入力漏れ、出庫と入庫を間違えてしまう、といったミスが多発していたんです。

――作業負担が大きく、ヒューマンエラーも多かったのですね。

石垣様:はい。今はそれをzaicoに登録するだけで済むので、作業が一つに集約されてすごく楽になりました。今まで1時間近くかかっていた作業時間も、30分ほどに短縮できています。本当に効率が良くなりました。

――zaico以外の在庫管理システムも導入を検討されましたか?

石垣様:はい、検討しました。私も一度、他社システムのオンライン説明会に参加したのですが、機能が複雑すぎて…。機械メーカーが部品を管理するのに向いているようなシステムだったので、もっとシンプルに在庫管理できるものがよくて。そこからzaicoを使ってみようということになり、無料トライアルを始めました。

――zaico導入当初、現場ではつまづきや抵抗などありませんでしたか?

石垣様:使い方がシンプルなので、私を含め、zaicoを使っている従業員はまったく問題なく操作に慣れることができました。

保管用冷凍庫と店舗の冷凍庫間の移動で入出庫処理をする

――原料と商品の入庫と出庫のフローを教えてください。まず、原料の入出庫はどのようにされていますか?

石垣様:原料は、沼津市場近くにある冷凍庫(他社)から、下田にある保管用冷凍庫(自社)へ運ばれてきたときに入庫登録をします。そして、保管用冷凍庫から加工するために工場へ移動させたときに、出庫登録をしています。

小木曽商店様の保管用冷凍庫

――原料の魚はどのくらいの頻度で入庫するのですか?

石垣様:原料は月に2回ほど、まとめて入庫します。一度に500ケースほど入るので、多いと月に1,000ケース入庫します。ただ、一度に入庫する魚の種類自体はさほど多くなく5種類くらいなので、種類ごとに手動で在庫データを作成しています。

――原料の出庫頻度はどのくらいですか?

石垣様:出庫は一日50ケースくらいです。

保管用冷凍庫の中にある出庫前の原料箱

――では、加工した商品はどのように入出庫処理をされていますか?

石垣様:加工完了後、商品を木箱に梱包し、工場の近く(約1km)にある保管用冷凍庫に運びます。このときにzaicoで入庫登録をします。

保管用冷凍庫に入庫された商品箱

石垣様:今度はその保管用冷凍庫から、お店にある出荷用冷凍庫へ商品を移動させたタイミングで商品の出庫登録をします。

――お店へは、期限の古いものから出庫されているのですか?

石垣様:はい。今は従業員が目視で日付を確認し、期限の古いものから出庫をしています。あまり出庫頻度が多くない商品は、古いものが残らないよう注意して作業を行っております。

期限管理に便利な「バリエーション機能」をご紹介させていただきました!

バリエーション機能を使うと、ロットや賞味期限が異なる物品をまとめて管理することができます。
ロットや期限が違う物品の総数が可視化され、出庫時には「先入れ先出し」で期限が古いものから自動的に出庫することも可能となります。これまで以上に便利に、ロット管理・期限管理ができるようになります。

※バリエーション機能はフルプラン以上でご利用いただけます

入出庫の精度向上にともない、棚卸差異も減った

――棚卸はどのように行われていますか?

石垣様:棚卸は年に3回行っています。zaicoの最新の在庫一覧データをExcelに入力しております。

――zaico導入前はどのように棚卸をされていましたか?

石垣様:自社開発の在庫管理ソフトから、在庫データをプリントアウトして集計していました。棚卸の作業自体は、zaico導入前と後でそれほど変わりません。ただ、普段の入出庫の精度が上がっているので、棚卸の精度も上がり、棚卸差異も減っています。

――それは良かったです!貴重なお話をお聞かせくださり、ありがとうございました。

水産加工品、食品の在庫管理にzaico

今回は、干物の原料から加工後の商品までを一元管理されている、有限会社小木曽商店様の導入事例をご紹介しました。同業種の方はぜひご参考ください。
お話を聞かせてくださった石垣様はzaico導入当初、当社専任スタッフによるサポートミーティングもご活用くださり、運用のご相談や疑問点の解消などにお役立ていただきました。ライトプラン以上をご利用のお客様に無償でお受けいただけるサポートプログラムです。ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください!