店舗ごとの在庫数や売れ筋傾向が瞬時に分かり、お客様へのご案内もスマートにできるようになった!

会社・団体名

合同会社セム

業種

小売・卸

従業員数

~50名

地域

近畿

管理物品

製品/商品

課題

紙やExcelでの管理をなくしたい / 複数拠点で利用したい / どこに何があるか把握したい

活用機能

QRコード/バーコードスキャン / 画像登録 / 入庫/出庫(予定)データ登録 / 数量移動

2024/9/26

合同会社セム様:在庫管理基本情報

  • 管理している物品:衣類・雑貨
  • 管理している品目数:約5,560品目
  • zaico導入前の在庫管理方法:Excelに記録していた
  • 利用開始:2023年
  • 利用頻度:毎日
  • 利用人数:2〜3名
  • バーコード・QRコード利用:あり

zaico導入前に抱えていた在庫管理の課題

  • 店舗ごとのリアルタイムな在庫状況が分からない
  • Excel管理では写真がなく、商品の判別に時間がかかる
  • お客様からの問い合わせに即座に答えられない

zaico導入によって得られた効果は?

  • スマホ一つで店舗ごとの在庫状況がすぐに分かるようになった
  • 写真が登録できるので、商品の判別がしやすくなった
  • お客様からの問い合わせに、その場でスマートに答えられるようになった

合同会社セム様に、zaico導入前の課題から導入後の効果までを伺いました!

大阪府松原市に本社を構えるアパレル企業、合同会社セム様。大阪市内に2店舗を展開されている他、オンラインショップも運営されており、各拠点の商品在庫の一元管理にzaicoをご利用いただいています。

以前はExcelで在庫管理をされており、店舗ごとのリアルタイムな在庫状況が分からず、非効率さを感じられていたそうです。今回は、zaicoのオンラインセミナーにもご参加くださり、高い意識を持って在庫管理業務の改善に取り組まれている永松様に詳しくお話を伺いました!

大阪市天王寺の店舗をご担当されている永松様

Excel管理では複数拠点のリアルタイムな在庫数が把握できなかった

――御社の事業内容を教えていただけますか?

永松様:アパレル事業をしております。実店舗とオンラインショップを運営していて、販売棚や在庫を一元管理するのにzaicoを使わせていただいています。僕は大阪市天王寺にある店舗を担当しているのですが、大阪港にも店舗があります。

――zaico導入のきっかけは?

永松様:以前はExcelで在庫管理していたのですが、管理が全然できておらず非効率さを感じていました。それで在庫管理アプリを探して、上司がzaicoの導入を決めました。

――どんなところに非効率さを感じられていたのですか?

永松様:店舗間で商品を送る(在庫を移動する)など、急なやり取りがよく発生するのですが、Excelだとどの店舗に何がいくつある、というリアルタイムな在庫状況が分かりにくかったんです。ざっくりとした数しか分からなかったので、結局電話をかけて確認する手間がかかり、何のためにExcelのデータがあるのか…といった状況がすごく非効率でした。

――zaicoを導入されて、その課題は解消されましたか?

永松様:はい。zaicoを使うようになってからは、店舗ごとの在庫数や、何がよく売れていて何の在庫が少ないか、といった状況がすぐに分かるようになりました。

商品点数が多い中、写真で判別できるのが便利

――zaicoの便利さはどのようなところで感じてくださっていますか?

永松様:出庫データを見て日ごとに何が売れたかが分かったり、画像(写真)が登録できるので商品の判別がしやすかったり、Excelと比べると在庫管理がとてもしやすいところです。

在庫情報に写真を登録できます(画像はサンプル)

――写真登録機能を活用してくださっているのですね!

永松様:たとえば、昨日や今日入った商品であれば写真がなくても分かるのですが、何年も前に入荷した商品などは時間が経つと忘れてしまい、商品名だけでは判別できなくなってしまうんです。写真があると、どのシリーズのどの商品なのかも分かりやすいので便利です。

――現在、管理されている商品数はどのくらいあるのですか?

永松様:物品数は5,560、在庫の数で見ると合計1万7,517点あります。これだけの量があるので、zaicoがあると仕事の効率がとてもよくなります。zaicoなしでは考えられないくらいです。

出庫データを売上傾向の分析に活用

――写真の他に、活用されているzaicoの機能はありますか?

永松様:「出庫一覧」から、昨日売れた商品を見ることができるのが便利ですね。これを売上管理表のように使わせてもらっています。出荷一覧を見れば他店の売上がすぐに分かるので、「この商品がこんなに人気なんだ!」とか、「この商品はうちの店舗ではそんなに反響がないけれど、他店舗だとすごく反響があるんだな」とか、その逆もあったり。そういった売れ筋の傾向が分かるので、在庫移動もしやすいんです。

出庫一覧を見れば販売履歴が分かる(画像はサンプル)

――なるほど!店舗ごとの売上傾向を分析して、在庫の移動に活かされているのですね。

永松様:そうです。天王寺と大阪港の店舗は全然テイストが違って、客層も売れる商品の傾向もまったく違います。大阪港はUSJや海遊館(水族館)などがあってリゾート地のようなエリアなので、旅行で来られているお客様が多く、インバウンド向けの商品がメインです。逆に天王寺は地元のお客様が多いので、客層に合わせた商品を用意しています。

オンラインセミナーで不明点をまとめて解消

――zaico導入にあたり、つまづいたことやネックになったことはありましたか?

永松様:最初はすべてが分かりませんでした。これがネック、というよりは全体的に理解できていない状態でした。特に新規データを作る際、APIトークンを使ってExcelと連動させるところ(エクセル在庫データ取り込みくん)は苦労したかなと思います。

――どのようにして解決されたのですか?

永松様:オンラインセミナーを受けて解決しました。質問コーナーがあったので、気になったことをまとめて聞いて確認していました。何回かセミナーを受けているうちに、結構分かるようになりましたね。

写真も活用し、棚卸にかかる時間が半減した

――商品が売れたときの出庫フローを教えていただけますか?

永松様:商品が売れたらスマホアプリでバーコードをスキャンして、その場で出庫登録をしています。ものが売れるたびに、その都度スキャンしています。

――商品を仕入れたときの入庫フローを教えていただけますか?

永松様:新作が入ったら、パソコンで入庫登録を行っています。「エクセル入庫データ取り込みくん」を使ってまとめて登録しています。

――棚卸はどのように行われていますか?

永松様:棚卸は年に2回ほど行っています。zaicoの棚卸機能は、興味はあるのですが、今は使っていません。商品のバーコードをスマホでスキャンして検索し、商品数を入力するという手順を繰り返しています。

モバイル「棚卸」機能の使い方

永松様に、モバイル端末を使った棚卸機能のご案内をさせていただきました!
棚卸機能を使うと、バーコード(またはQRコード)を読み取って物品の数量を入力するだけで棚卸が完了するので、作業のスピードアップが見込めます。
また、バーコード・QRコードスキャンを使わず、在庫一覧から物品を指定して棚卸数を入力することも可能です。必要に応じてご活用いただければと思います!

――棚卸にかかる時間は、zaico導入前と後で比べて短縮されましたか?

永松様:はい。天王寺の店舗は一日半くらいで棚卸を終えることができています。zaico導入前は商品データに写真が紐づいていなかったので、商品を探すのに時間がかかり、倍以上の時間がかかっていましたね。考えたくないくらいの時間を費やしていたので(笑)、zaicoを入れてから、写真の有無でこんなに作業スピードが違うのかと驚きました。

――写真を登録できるというのが、御社の業務効率化にはとても大きいのですね!

永松様:そうなんです!洋服は、どれもよく似ています。たとえばカーディガンでも、ショート丈カーディガンやロングカーディガンなど、商品名が違っても見た目がすごく似ているんです。写真があれば、去年のものか今年のものか、など一瞬で思い出せます。この商品は何だったっけ…と商品を思い出すための時間がないだけで全然違います。

接客中もすぐに在庫を調べられ、スマートにご案内できる

永松様:お客様を接客している時に、聞かれたことに対して「少々お待ちください」とお断りを入れて、スマホでサクッと調べられるのもすごく良いです。

――具体的に、どのようなことを調べているのですか?

永松様:バーコードをスキャンして在庫情報を呼び出して、うちの店舗にない商品が他店にあるかどうかや、サイズ違いの在庫の有無などをその場で確認しています。zaicoがあると効率が良く、回答するまでにお客様をお待たせしなくて済むんです。

商品タグのバーコードを読み込んで在庫検索

――在庫を探し回らず、その場で確認できるのですね!

永松様:過去に大手アパレルで働いていたことがあるのですが、お客様に色違いやサイズ違いの在庫を聞かれたときは、まず商品をパソコンがある場所に持って行って、どの店舗に何個在庫があるのかを調べていました。でも、わざわざパソコンがある場所に商品を持って行くより、商品がある場所にスマホを持って行って調べる方が、圧倒的に早くてスマートなんですよね。

――確かに、毎回パソコンで確認したり、他店舗に電話で聞いたりするのは非効率ですよね。

永松様:はい。お客様をお待たせしたのに、確認して結局「売り切れです」というようなことが、zaicoを使っていれば発生しないので、自分の中ではすごくスマートだなと感じています。

――接客の質向上にも繋がっているのですね。本日は貴重なお話をお聞かせくださり、ありがとうございました!

アパレル販売の商品管理、複数店舗の在庫一元管理にzaico

複数店舗・販売チャネルを持つアパレル企業、合同会社セム様の導入事例をご紹介しました。写真登録機能やバーコードスキャンを活用して、在庫管理業務だけでなく、接客の質の向上も叶えられているのがとても嬉しく、印象的でした。同業種の方はぜひご参考くださいね。

永松様はzaico導入当初、オンラインセミナーにも積極的に参加してくださり、熱心に業務改善に取り組まれていました。これからzaicoの導入を検討したい方も、すでにzaicoに登録済みの方も、それぞれご参加いただけるセミナーをご用意していますので、ご興味のある方はぜひこちらからお申込みください!