前回の記事で、在庫回転率についてご紹介しました。
在庫回転率を使って、その商品がもうけにどれくらい貢献してるかを示す指標があります。
それが、交叉比率です。
交叉比率は次の式で現せます。
交叉比率=粗利率×在庫回転率
商品Aと商品Bがあったとします。
商品A 在庫回転率 8 粗利率20%
商品B 在庫回転率 4 粗利率50%
商品Aと商品Bのうち、どちらが会社の利益に貢献してるでしょうか?
商品Aの交叉比率は、
8×0.2=4
商品Bの交叉比率は、
4×0.5=8
在庫回転率だけを見ると、商品Aの方が2倍なのでいいですが、
交叉比率を見ると、商品Bが2倍となっており、会社にとって商品Bの方が
利益貢献度が高いと言えます。
この会社の戦略としては、商品Bをもっとたくさん売った方が、
会社の利益としてはいいということが言えます。
在庫回転率を利用すると、儲けの効率性まで見ることが
できます。
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